販売再開で人気再熱か!? バランスのとれた8.9型Windowsタブレット

キーボードとOfficeが付いて3万円! マウスコンピューター「WN891」

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マウスコンピューターは2015年9月1日、在庫切れで一時販売を停止していたWindowsタブレット「WN891」の販売を再開した。8.9型の液晶ディスプレイを備えた低価格なWindowsタブレットで、価格は29,800円(Web限定価格、2015年9月1日時点、税込、送料込)。Windowsタブレットとしては驚くほど安くはないが、着脱式キーボードと「Office Home and Business 2013」が付いて、この価格なので、コストパフォーマンスは非常に高い。在庫切れになってしまったのも納得だ。販売再開を待っていた人も多いのではないだろうか。今回は、本機の実力を詳しくチェックしていきたい。

価格.comの「タブレットPC(端末)・PDA」カテゴリーの売れ筋ランキングで3位に入っているWN891(2015年9月1日時点)。価格.com最安価格は32,043円(同)。量販店などでも販売されているが、9月1日時点では「入荷未定」の店が多い。確実に入手したい人はマウスコンピューターのWebサイトをチェックするといいだろう

圧倒的なコスパ! キーボードとOffice付きで3万円

WN891の特徴は、なんと言っても圧倒的なコストパフォーマンス。着脱式キーボードとOffice Home and Business 2013が付いて約3万円は驚きだ。Office付きの2in1としては、一番手ごろなモデルと言っても過言ではない。競合他社のモデルでは、キーボードとOfficeが付くと5万円以上はするので、断トツに安い。

主な仕様は、CPUが「Atom Z3735F」(1.33GHz-最大1.83GHz)、メモリーは2GB、ストレージに32GBのeMMCを備える。このクラスのWindowsタブレットとして定番の構成だ。バッテリー駆動時間は約6.0時間(JEITA測定法2.0)。OSには「Windows 8.1 with Bing 32ビット」を搭載するが、「Windows 10」へのアップグレードも可能だ。

Atom Z3735F、2GBのメモリー、32GBのeMMCを搭載。同価格帯のWindowsタブレットとスペックは変わらない

Atom Z3735F、2GBのメモリー、32GBのeMMCを搭載。同価格帯のWindowsタブレットとスペックは変わらない

ハードウェアおよびソフトウェアの性能をスコア化した「winsat formal」(Windows 8以前に「Windowsエクスペリエンスインデックス」と呼ばれていたもの)の結果。総合(SystemScore)は3.9で、このクラスとしては標準的なスコアだ

Officeインストール前のストレージの空き容量は19.3GBだった。Windows 10(32ビット版)へのアップグレードには16GBの空き容量が必要となるため、Officeをインストールしたり、写真や動画を少し保存してしまうと、空き容量が厳しくなるので注意したい。使い始める前に、Windows 10へアップグレードしてしまってもいいかもしれない。

Cドライブは23.2GBで、空き容量は19.3GB。アプリをインストールするのには困らないが、データはmicroSDカードに保存するのがよさそうだ

8型より画面が見やすい珍しい8.9型のディスプレイを搭載

ディスプレイは、Windowsタブレットには珍しい8.9型。10型モデルと比べると、かなり小さく感じられる。いっぽう、8型モデルと比べると、画面が広く、デスクトップで作業がしやすい。8型だと画面が狭く、デスクトップで作業しにくいが、8.9型の本機なら我慢せずに作業できる。画面の解像度は1280×800。グレア液晶だが、反射はそれほど気にならなかった。タッチ操作に対する反応も悪くない。ほかのモデルでは正面にあるWindowsボタンが側面にあり、ホーム画面に戻るのが面倒という点を除けば、タブレット単体としては使い勝手は悪くない。

タブレット本体の重量は約481gで、主要な8型モデルに比べると100gほど重い。背面はラバー風の質感で滑りにくくはなっているものの、片手で長時間持つのには少し重すぎる。本体サイズは約231(幅)×152(奥行)×10.9(高さ)mmだ。

1280×800の8.9型液晶ディスプレイを搭載。視野角の広いIPS方式で、縦向きでも、横向きでも画面が見やすい。明るさも十分だ。ディスプレイは、3万円のモデルとは思えない表示品質だ。液晶保護シートが貼付けられた状態なので、傷や汚れが付いても安心だ

10型のWindowsタブレット(左)との比較。8.9型の本機は画面が一回り以上も小さい

10型のWindowsタブレット(左)との比較。8.9型の本機は画面が一回り以上も小さい

外部インターフェイスには、フルサイズのUSB2.0端子を備える。WindowsタブレットはmicroUSB端子しか搭載しないモデルが多く、しかも充電を兼用するモデルがほとんどで、手持ちの周辺機器を使うのには苦労する。その点、フルサイズのUSB端子と充電兼用のmicroUSB端子を備える本機は、充電しながら周辺機器を利用できる。USB3.0ではないのが残念だが、microUSB端子だけのモデルと比べると大きなアドバンテージだ。そのほかには、micro HDMI出力端子、ヘッドホン出力端子、microSDカードスロットを搭載。ネットワークにはIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0を備える。

前面と背面に192万画素のカメラを搭載。ビデオ会議などには利用できるが、500万画素クラスのカメラを備えたモデルもあることを考えると物足りない。

背面はラバー風の質感で滑りにくいが、汚れが少し目立つ。ほかのWindowsタブレットでは正面にあるWindowsボタンが側面にあるので、慣れるまでは使いにくそうだ

フルサイズのUSB2.0端子を搭載。USB接続の周辺機器を変換アダプターなしで使えるのはうれしい。microUSB-USB変換ケーブルも付属する

スタンド&ケースにもなる着脱式キーボード

付属のキーボードは、スタンドとカバーになるUSB接続タイプだ。キーピッチは実測で17〜18mmほどと、さすがに窮屈で、右端の「む」キーは細長い。キーの数は64で、一部のキーがFnキーとのコンボとなる。右上のBackspaceとDeleteとEscは、慣れるまで苦労しそうだ。タッチパッドはクリックボタン一体型のタイプで、面積も小さい。画面をタッチしたほうが素早く操作できることが多いだろう。

キーボードの裏側を折り畳むとスタンドになる。よく考えられているが、支えるのが一点だけなので、膝の上では使いにくい。角度が調整できないのも残念だ。USB接続すると充電される仕組みなので、充電が不要なのはありがたい。カバーは生地のようなソフトな質感。ノートパソコンのように閉じるとスリープし、開けると復帰する。キーボードを含めた重量は約776g。タブレットとして見ると重いが、ノートパソコンと比べれば軽くて持ち歩きしやすい。

キーボードの配列はオーソドックスだが、キーピッチが実測で17〜18mmで少し窮屈だ。右上のBackspaceとDeleteとEscはFnキーとのコンボとなる

キーボードカバーは折り畳むとスタンドになる。カメラや外部インターフェイスも問題なく利用できる

キーボードカバーは折り畳むとスタンドになる。カメラや外部インターフェイスも問題なく利用できる

ケースは生地のようなソフトな質感。マグネットで固定される仕組みで収まりはよい

ケースは生地のようなソフトな質感。マグネットで固定される仕組みで収まりはよい

ACアダプターはコンパクトで持ち運びしやすい

ACアダプターはコンパクトで持ち運びしやすい

バランスのとれた“使える”格安Windowsタブレット

Windowsタブレットの中で人気なのは、低価格な8型モデルだが、キーボードを使った操作を重視するなら、画面が広い8.9型の本機のほうが使いやすい。10型モデルと比べると、コンパクトなので携帯性が高いのが魅力だ。8型と10型の中間の本機はバランスのとれたモデルと言える。細かい使い勝手の面で不満を感じるところはあるが、約3万円という価格なら目をつぶれる。もちろん、Windows 10へのアップグレードも可能だ。本機は価格を重視して選んでも、損はしない1台と言える。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

製品 価格.com最安価格 備考
WN891 バランスのとれた格安の8.9型Windowsタブレット
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2016.8.23 更新
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