ズーム倍率、サイズ&重量、動画撮影機能などの違いに注目!

高倍率ズームレンズ搭載の1インチデジカメ4機種を比較

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今、高倍率ズームレンズと1インチ(1.0型)センサーを組み合わせたデジタルカメラに注目が集まっている。高いズーム倍率を生かせる使い勝手のよさと、1インチセンサーの高画質を両立しているのが特徴だ。このカテゴリーの製品では、キヤノンから2015年6月25日に発売された「PowerShot G3 X」(以下、G3 X)が特に人気を集めており、価格.com「デジタルカメラ」カテゴリーの注目ランキング(2015年7月7日時点)でも1位をキープ。さらに、ソニーからも、メモリー一体積層型CMOSセンサーを採用する新モデル「サイバーショット DSC-RX10M2」(以下、RX10 II)が8月7日に登場する。ここでは、これらの最新2モデルに、パナソニック「LUMIX DMC-FZ1000」(以下、FZ1000)、ソニー「サイバーショット DSC-RX10」(RX10 IIの従来モデル。以下、RX10)を加えた、高倍率ズームレンズ搭載の1インチデジカメ4機種のスペックを比較してみた。センサー、レンズ、サイズ・重量、モニター、電子ビューファインダー、動画撮影機能に分けて、それぞれの機種の特徴を紹介する。

PowerShot G3 X(左上)、LUMIX DMC-FZ1000(右上)、サイバーショット DSC-RX10(左下)、サイバーショット DSC-RX10M2(右下)

センサー
メモリー一体1.0型積層型CMOSを採用するRX10 II

4モデルとも、センサーに、受講面積が1/2.3型の約4倍、1/1.7型の約2.7倍となる1インチ(1.0型)の大型CMOSセンサーを採用している。有効画素数もおよそ2000万画素で、ほぼ横並びだ。対応する感度も、拡張設定に違いはあるものの、常用ではISO125〜12800で変わりがない。

異なるのはセンサーのタイプ。G3 XとRX10は、裏面照射型CMOSセンサーで、FZ1000は高感度MOSセンサーとなっているが、注目なのはRX10 IIだ。新開発となる、メモリー一体1.0型積層型CMOSセンサー(Exmor RS)を採用しているのだ。この新センサーは、信号処理回路部に画素部を重ね合わせた積層構造を採用したうえで、センサーの裏側にメモリー(DRAM)を搭載しているのがポイント。積層構造により信号処理のスピードが大幅に向上しただけでなく、センサーからの大量の出力信号を一時保管できるメモリーを搭載したことで、データ読み出し速度も向上。裏面照射型CMOSセンサーと比べて、約5倍以上となる高速な読み出しを達成している。これにより、後述する4K動画記録や、スーパースローモーション撮影、最高1/32000秒でも歪みのない超高速シャッターを実現している。

左がRX10 IIに採用されたメモリー一体1.0型積層型CMOSセンサーで、右が従来の裏面照射型CMOSセンサー。センサーの裏側を撮影したものになるが、左のメモリー一体積層型CMOSには、メモリーが搭載されている

レンズ
望遠600mm対応のG3 X。RX10/RX10 IIは開放F2.8通しレンズ

レンズのスペックは、機種ごとに大きな違いがある。いずれも、レンズシフト式の手ブレ補正機構を搭載するほか、非球面レンズなどを採用し、色収差を抑えた高い描写を誇るレンズとなっているが、ズーム倍率と開放F値が異なっている。

光学25倍ズームに対応するG3 X。望遠端の焦点距離は600mm(35mm判換算の画角)となる

光学25倍ズームに対応するG3 X。望遠端の焦点距離は600mm(35mm判換算の画角)となる

RX10とRX10 IIは、開放F2.8通しの光学8.3倍ズームレンズを採用

RX10とRX10 IIは、開放F2.8通しの光学8.3倍ズームレンズを採用

以下、各モデルの、このほかのレンズの特徴をまとめておこう。

PowerShot G3 X
・UDレンズ3枚(Hi-UDレンズ1枚/UDレンズ2枚)、非球面レンズ4枚を含む13群18枚構成
・キヤノン製コンパクトカメラとして初めて、レンズ第2群に手ブレ補正機構を採用(従来は第3群)し、3.5段分の手ブレ補正効果を実現
・ズーム駆動に、キヤノン独自開発の「マイクロUSM II」を搭載
・キヤノン製の光学式センサーとリニアアクチュエーターを搭載するなどして高速オートフォーカスを実現
・9枚羽根絞り
・最短撮影距離(レンズ先端から)は広角端で5cm、望遠端で85cm

LUMIX DMC-FZ1000
・LEICA DC VARIO-ELMARITレンズ
・EDレンズ4枚、非球面レンズ5枚(8面)を含む11群15枚構成
・フォーカスレンズにリニアモーターを採用し、オートフォーカスの合焦速度の高速化を実現
・7枚羽根虹彩絞り
・最短撮影距離(レンズ先端から)は広角端で3cm、望遠端で100cm

サイバーショット DSC-RX10/RX10M2
・カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ
・高度非球面レンズ「AAレンズ」1枚を含む、計7枚の非球面レンズを採用。レンズ構成は11群14枚
・フォーカス停止位置精度にすぐれた駆動用モーター「ダイレクトドライブSSM(Super Sonic Motor)」を搭載。鏡筒の小型化と、オートフォーカス合焦時間の高速化を実現
・7枚羽根虹彩絞り
・カールツァイスの多層膜コーティング「T*コーティング」を採用
・最短撮影距離(レンズ先端から)は広角端で3cm、望遠端で25cm

製品 価格.com最安価格 備考
PowerShot G3 X 79,954 35mm判換算で24〜600mmに対応
LUMIX DMC-FZ1000 69,799 35mm判換算で25〜400mmに対応
サイバーショット DSC-RX10 77,734 35mm判換算で24〜200mmに対応
サイバーショット DSC-RX10M2 139,290 35mm判換算で24〜200mmに対応
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2016.8.26 更新
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